2019年の100日間にわたる上海での昆虫採集を通じて、カミキリムシは通算60匹(2019年10月23日時点)以上採れた。
真夏の時期、上海の柳の木にはかなりの高確率で、シロスジカミキリ、ゴマダラカミキリ、クビアカツヤカミキリ、ウスバカミキリがいる。
小学生の息子も、もはや採れすぎて、シロスジカミキリが柳の木にいても、一切反応しないという特技を覚えたくらいだ。手軽にデカイ甲虫が採りたいというお子さんがいれば、ナイスなターゲットになりえる。
今回は、上海でカミキリムシが、
- どこで、採れるのか?
- いつ、採れるのか?
- どうすれば、採れるのか?
について書き残す。上海での100日間の昆虫採集経験に基づくものの、僕や息子の主観的な洞察や想像も含んだ内容であること、ご承知おきいただきたい。
どこで、カミキリムシは採れるのか?
基本的には、ヒラタクワガタと同様に樹液がでている柳の木を探索(以下参考)、
7月初旬から8月下旬の真夏の日中や夜、上海の川や池のそばの柳の木か桜の木には
高確率でいるので、30分ほど散策してもらいたい。
いつ、カミキリムシは採れるのか?
7月初旬から8月下旬までにかけて、いつでも採ることができたが、9月に入るとめっきり見る機会が減った。あれだけ飽きるほど見ていたカミキリでもいなくなると寂しくなるから不思議である。
出現の傾向としては、シロスジカミキリ→ゴマダラカミキリ→クビアカツヤカミキリ→ウスバカミキリという感じで、ほどよい季節感を感じることができる。
どうやって、カミキリムシは採れるのか?
カミキリムシ採集の持ち物は、以下の通り。
- 軽くて2メートルくらい伸縮する虫網(動きは遅いが、アゴが強力であることと、飛翔するので必要)
- -虫かご(友達に虫を見せたがるので、中が見えているケースがよい)
最初はシロスジカミキリの大きさと鳴き声(キーキー鳴く)に興味があり、息子はTシャツにシロスジカミキリをアクセサリー的にぶら下げたりもしていたが、あまりに沢山いて珍しくなくなると、「クビアカツヤカミキリは日本では特定外来生物だからな」などと、やや軽視するようになっていった。来年はカミキリムシの地位向上に努めたい。
上海にいらっしゃる機会があれば是非!
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