上海のおススメ昆虫関連スポットについて紹介したい。
上海には、上海自然博物館(浦西)と上海大自然昆虫館(浦東)の2つの有名な昆虫関連スポットがあり、今回は上海自然博物館について、昆虫フォーカスの観点で書き残したい。
小学生の息子が「寒くなってきたから虫がいない。けど、虫を探したい。どこかにいないのか」ということで、上海自然博物館に。
上海の浦西にある静安区という中心部に位置している。ちょっと歩くと、有名なSTARBUCKS RESERVE ROASTERY という巨大スタバがある。
店内はかなりオシャレで(以下、以前にここに行った際の写真)、観光客も含めてけっこう人が多い。
ここが昆虫関連スポットであるわけはなく、もちろん、息子はスタバには一切興味をしめさないので、今日は素通りする。ここから歩いて10分程度のところに、上海自然博物館がある。
上海自然博物館に入ると、生命の起源やらとても大きな恐竜の展示がお出迎えしてくれる。ブラキオザウルスやティラノザウルスなど、とてもダイナミックな展示やデカイ化石が多い。
息子は、そんな恐竜の展示の中でも、すみっこの白亜紀のトンボの模型などを見つけて喜んでいるが、恐竜好きの子供にもたまらないスポットである。
いよいよ昆虫ゾーンである。息子のテンションもMAXとなり、混雑する通路でも喜び勇んで最前線(展示ケースの目の前)に飛び込んでいく。
そうだ、その積極性がこの国では特に大切だ。中国では昆虫採集や飼育の慣習がないからか、とても人気のエリアで沢山の家族連れが集まっている。
ハチが蜂蜜を作っている様子を見ることが出来たり。
チョウと触れ合える展示部屋があり、見た感じ珍しそうなチョウが飛んでいる。時間ごとに定員制にしているらしい。息子はチョウも好きでいつもターゲットだ。
展示部屋の入り口に、何時から入れるか、案内が書いてあるが、中国語なのでよくわからず、チョウ展示の担当者っぽい人が看板の前で立っているので話しかける。
僕「何時から入れるのですか?」※ジェスチャー+指差し+中国語単語でトライ
担当者「(中国語)xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx?」
僕「???」
担当者「(中国語)xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx」
ということで、息子に結果を伝える。
僕「、、、、どうも、今日はやってないみたいだな。やっていても、けっこう並ぶみたいだから、うん。今日はやめとこ」
息子「えー。なんでー。ぜったいやってるよー。」
こうやって、パパに対する息子の信頼貯金が少しずつ減っていくことを感じる今日この頃。
この博物館の一番の(昆虫少年の息子にとって)おススメが、昆虫標本展示である。
ものすごく沢山の国内外の昆虫標本がキレイに展示されている。
その標本展示ごとに、息子は昆虫の名前を1匹ずつ唱え続けないと気がすまないものだから、中々前に進めない。
「あれはモーレンカンプでしょう、xxxxゾウムシ。xxxxモルフォ。・・・・」と、ありあまる昆虫知識を周囲の子供たちにひけらかし続ける。
中国の子供たちも息子の隣で負けじと何かを言っている。昆虫を見る子供の眼は、万国共通で輝いている。
いよいよクライマックスには、「上海にいる昆虫たち」という展示。上海の昆虫少年にとっては、まさに聖地ともいえるスポット。その中でもやはりクワガタの代表格として、夏にたくさん採れたヒラタクワガタが展示されていた。
息子は「これは採ったことがある。これは採ったことがない、、、あ、これはどうだったかな・・・」などと言いながら、丹念にチェックしていた。その熱心さ、勉学でも活かしてくれると心の底から祈っている。
博物館の中には、お土産を買える売店も充実していて、息子はぶれることなくクワガタのキーホルダーをゲット。ランドセルか昆虫採集の際のライトにつけるとのこと。
息子「この自然博物館はすごく楽しかった。また来たい。」と満足げであるが、
妻「いつも公園で虫とりで、、、今日は博物館で虫の標本観察で、、、もっとオシャレなところに行きたい」とかなり不満げである。スタバを素通りした自分の判断の甘さを後悔。
今度は、上海で、虫も採れるし、オシャレもできるスポットをなんとかして紹介できればと思う。
上海にお越しの際には、上海自然博物館に是非とも立ち寄ってみてほしい。