上海のチョウ採集

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2019年の100日間にわたる上海での昆虫採集を通じて、チョウは通算50匹(2019年10月23日時点)以上採れた。

 

上海で採れたチョウの中で、小学生の息子の優先順位は、アオスジアゲハ、シロオビアゲハ、ベニモンアゲハ、ツマグロヒョウモン、タテハチョウ、モンシロチョウ、シジミチョウであった。

  

今回は、中国上海でチョウが、

  • どこで、採れるのか?
  • いつ、採れるのか?
  • どうすれば、採れるのか?


について書き残す。上海での100日間の昆虫採集経験に基づくものの、僕や息子の主観的な洞察や想像も含んだ内容であること、ご承知おきいただきたい。

 

どこで、チョウは採れるのか?

 

基本的には、上海浦東に位置する公園の中や周辺の川辺に咲いている花に沢山いる。柳の木の樹液にもタテハチョウ科が多くあつまっている。

一度、クワガタ採集をしているときに、柳の木にいる紫色のチョウを見かけ、
高いところにいて採りそこなったが、今でも息子は「あのチョウは、絶対にコムラサキ。5メートルの虫網があれば届いたはず、買って。」などと今でも言っている。 

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いつ、チョウは採れるのか?

 

7月初旬から9月下旬までにかけて数多くのチョウを採ることができた。

 

どうすれば、チョウは採れるのか?

チョウ採集の持ち物は、以下の通り。

  • 軽くて2メートルくらい伸縮する虫網(軽くて網が深いものがおススメ)
  • 虫かごか、紙ケース(チョウの羽が痛まないよう専用の紙ケース 

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ちなみに、息子が特に狙っていたアオスジアゲハはものすごくスピードが速かった。

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上海浦東の公園でつかまえたアオスジアゲハ


息子にトンボやチョウの採り方を問うたところ、「飛んでいるチョウと同じスピードで並走し、虫の横か後ろから網を地面と平行に振り切る。網に入った瞬間に手元で柄をクルッと切り返し、網の深い部分で出られなくすることが大事」などと、言っていた。

それでも高いところをハイスピードで飛んでいることが多く、息子は30分ほどひたすら同じ場所で同じチョウを追いかけていることもあった。

虫が大の苦手の妻が唯一「チョウだけはキレイだから好き」という刷り込みが息子には効いていて、息子はいつもチョウを採ると「ママに見せたいから、ママに見せてから採った場所に逃がしに戻ってくる」となる。

チョウを採ったときは、羽に触らず鱗粉を落とさないように体部分を持つことが大切らしい。

息子曰く「リンプンが無くなるとチョウは飛べなくなる。リンプンはサナギのときに出来るから、一度なくなるともう元に戻らない。ちなみに、ベニモンアゲハは食べ物のせいで体内に毒をもっている」などと言っていた。

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上海浦東の公園にいたツマグロヒョウモン

  

 

 

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昆虫採集の準備物・持ち物

 f:id:insect-hunting:20191026153145j:plain2019年の100日間にわたる上海での昆虫採集を通じて、小学生の息子が愛用していた昆虫採集に関する準備物や持ち物を紹介したい。

 

昆虫図鑑

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昆虫採集事前と、採集後の確認に、息子が使用しているのはこれらの図鑑。それぞれ掲載の仕方に特徴があり、これら5冊を特に気に入っている。

 

ちなみに僕(親の観点)ではおススメはこちら


息子が気に入っているその他書籍

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昆虫世界のサバイバルシリーズから息子の好奇心に火がついて、いまではこのその他のシリーズが大のお気に入り。以下が特に気に入っている。小学校でも人気らしい。

 

虫網1

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ものすごく小さくて軽く、柄も短いので持ち歩きに優れている子供用の虫網。網の柄が40センチくらい伸びる。虫がいたらいつでも採れるように、夜に外食する際なども、息子はこの網を肌身はださずにどこでも持っていく。

 

虫網2

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2メートル弱まで伸びるが、とても軽く、網も深いため万能な虫網。カブトムシやクワガタだけでなく、チョウやトンボも採りやすいため、息子はこの網を使う頻度が高い。

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虫網3

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3メートル弱まで伸びる魚釣り用の網(おそらく磯釣り向けの網である)。特に、木の高いところや手が届かないところにいるクワガタを狙うときに、息子はこの網を持っていく。

息子曰く「網の柄部分が黒いカーボンにどこかプロ使用感を感じる」ということで、虫とりの中で一丁前にカッコつけている。魚捕り用だから網部分が浅く、チョウやトンボにはすぐに逃げられる。 虫捕りにはおススメしない。

 

ライト

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日の出前や日の入り時には安全面からも必須アイテムのライト。焦点を絞れるライトがウロの奥まで照らす際に使いやすい。あとやはりUSB充電式が便利。

息子が必ずイニシアティブを取りたがり僕の使用が一切認められていないアイテム。「眩しいから、絶対に人にだけは向けるな」と注意している。もう一つ買おうと画策している。

虫かご

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軽くて丈夫な虫かごを使用している。両手が空くように、肩掛けできるものがおすすめ(写真は日本の100円均一で購入)。クワガタやカミキリムシを入れることが多いため、格子部分が柔らかい網状の虫かごだと、何度も破られてしまった。そのため、甲虫とその他の虫で使い分けている。以下あたりがおすすめ。

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その他

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その他にも、虫がいた柳の木を記録するメモ、ピンセット、虫除け、シリョウ(資料のことらしい。触ると皮膚がカブれる木や、チョウの図鑑の切抜き等とのこと、、、)、セロテープ(虫とりで使っている姿を見たことは無い)などを、息子が自分でピックアップして持ち歩いている。

 

この他にも、夏場の虫とりは、帽子や水筒はお忘れなく。

 

 

 

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