虫とる子の学力(小4末 時点)

 

虫とりが、子どもの学力にどのようなインパクトをもたらすのか、虫とる親としてはその関連性を強く願ってしまいます。理科の昆虫パートの即答、国語の昆虫関連説明文の速読、ヘンタイを”完全変態”と真面目に理解できるなど、夢は広がるばかり。

それ以上に、息子が虫とり好きでよかったな、と思うのは、”未知なるものと出会いたい願う好奇心、理解したいと願う洞察力、伝えたいと願う表現力”などでしょうか。

東京にも上海にも、多種多様な昆虫が本当に沢山いて、虫とる子にとっては毎日の多様な未知との出会いに心ゆさぶられ、いつ・どこで・どのように虫が捕れるかを考え抜き、学校の授業や自由研究で考えをまとめ伝えていく、、、

では、虫とりを中学受験に置き換えたときに、多種多様な算数の演習問題との出会いに心震え、様々な角度から解法を考え続け、適確に式をまとめてノートにキレイに記していくことに強い喜びを感じているかというと、そううまくいくものでもなさそうです。

毎日、机に向かって「ぐはっ、朝から分数・小数の混ざった四則計算きつぅ、、、しかも応用問題もチラ見したけどヤバいやつやな、、、よし、今日はこの見開きページまでにしよう。さあ、マミーとおばあちゃん達を引き連れてマイ自転車に乗る特訓にでかけよう。手でブレーキって難しいよね。なんか足で止めちゃうんだよナ」などと言いながら、一生懸命努力しています。

そんな虫とる子の学力はというと、~4年生の頃に近所の塾で受けていたアタックテスト(日本ではZ会、栄光ゼミナール等で利用され、そこに海外校から乗り入れ。約3000名程度が受ける。難易度は、他塾公開テストと比較して、おそらく易しめ)では、4教科 偏差値75近辺で常に全国10傑ランカー、ほとばしる自己肯定感と昆虫愛。

学力上げたければ虫とりをせよ、フンコロガシから図形回転や円周率を学べ、周期算の問題になんで17年ゼミが出てこないの?、、、と言わんばかり(言ってません)の無双状態。
(続編:”虫とる子、すんはま最レ体験授業でさっそく自信なくす” に続く)

 

ちなみに、虫好きの子がどのように育っていくか、ファーブル昆虫館のプロフェッショナルな方が、うまくまとめられていたので、以下にLink引用です。http://www.fabre.jp/pdf/HowToBecomeAsNaturalist.pdf

 

結局のところ、虫とりと学力の相関は不明ですが、虫とりが好きとか、努力して学べるとか、そんな個性を大切にしつつ、ついに今週から、新5年の通塾が始まります、それについてはまた。ではでは。

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虫とる子の塾選び#3(駿台・浜学園 入塾・体験授業)

前回・前々回の記事の続編です。

 

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虫とる子(新小5・2025年)の日本での塾選びに際して、本人の個性や性格を踏まえつつ、以下の考え方で体験授業や入塾テストをうける塾をピックアップしました。

  • 1クラスが少人数で、先生が生徒一人ひとりの個対応に尽力
    (→大規模・一律的・一方向的な塾は選ばない)
  • 最難関・難関校などの合格実績”率”高め
    (→合格者の絶対数だけ見て塾を選ばない)
  • 効率的に・安全に通塾しやすい
    (→通塾に時間がかかる、アクセスに不安な塾は選ばない)

そんなこんなで、エクタスやエルカミノに続いて、入塾のための体験授業を申し込んだのは、浜学園で培った「体系だてられた学習システム」と「アットホームな雰囲気」が最大の特徴という”駿台・浜学園” https://sundai-hama.com/

 

エクタスやエルカミノが強みやパフォーマンスを全面に出す中で、”アットホームな雰囲気”が最大特徴、、、と言い切る駿台・浜学園に興味を惹かれ、とりあえず問い合わせてみることにしました。

 

駿台・浜学園の入塾基準について、事前に確認したところ「学力診断オープンテストや公開学力テスト、通常の入塾テストなどあります。虫とる親子さんの場合は、帰国日程とあわせて入塾テスト(国・算)を受けていただくのがよいかと思います。そのうえで合格の場合は、体験授業を受講いただきます。」とのことでした。体験授業受ける前に、まずはテストで足切りしますよという感じで、シンプルでわかりやすかったです。

 

私がしっかり説明しなかったのが悪かったのですが、虫とる子は2回の入塾テストを受けました。1回目は「マスターコース入塾認定(HorSクラス)」に入るためのもの。2回目は「最高レベル特訓算数及びマスターコース(Vクラス)認定」に入るためのもの。2回目のほうが、難易度が高い問題だったようです。

今思えば、最初から、マスターコースV+最レ算数 希望の場合は、2回目に受けた難度高めの入塾テストのみでOKだったかもしれないです、興味ある方は塾に直接お問い合わせを。

 

虫とる子「もうね、入塾テストやら体験授業ばかりでオツカレサマです。お年玉ふやしてくれないかネ、物価高だし」などと言いながら、駿台・浜学園の入塾テスト(算・国)及び体験授業4教科(算・国・社・理)を経験しました。

 

■虫とる親が感じた”駿台・浜学園”の印象

  • システマティックでバランス良い4教科 学習要領と個対応
    (4教科ともに、いつどの単元を学ぶか、とてもクリアに計画されており、授業や宿題に対するフィードバックも丁寧に個対応する)
  • 最高レベル特訓算数で強みを伸ばす
    (最レ算数は1学年上、つまり6年生の算数の先取りで、基礎は通常マスターコースクラスで学びつつ、最レでスパイラルに定着させていくことに好印象)
  • アットホームな雰囲気
    (入塾テストや体験授業に来た虫とる子にも、同い年の子供たちがどんどん声をかけてくる)
  • 塾の教室や学習環境が素敵
    (お手洗いもキレイ、受付の方や先生は親や子供によく声かける。授業後、最寄り駅まで先生が生徒を引率する)
  • 最レのみ受けている他塾トップ層が多く、競争上の現在地もわかりやすい
    (優秀なお子さんが多く、虫とる子も体験授業でさっそく自信なくす。この話はまた)
  • 最レのみ受けている他塾トップ層が、駿台・浜学園の合格実績を牽引しているようでやや不安
  • 志望校別特訓が、カイセイ・オウインの2コースのみで学校別対応やや弱そう

 

入塾テスト結果は、速攻採点のうえ15分もせずに教えてくれます。テストや解答用紙は持ち帰ることはできませんが、入塾・クラス認定書という賞状のようなものをもらえて、虫とる子もとても嬉しそうでした。

出来なかった問題に対して、息子がテスト用紙の余白に記入した途中式を元に「ここまで理解できてるなら、あとはココをこうすれば解ける」といった感じで、簡単にフィードバックしてくれた先生にも好印象でした。算数においても国語においても、それぞれ入塾・クラス認定の基準点数が決まっているようでしたが詳細は不明です。

 

どんな問題が出たの?と息子に聞きましたが、
虫とる子「なんかね計算問題や漢字問題もあれば、つかみどころのない問題もあったネ」とのことで、おそらくは基礎的な問題と演習的な問題がバランスよく混ざっているものかと思われます。

 

■虫とる子の駿台・浜学園 体験授業後のコメント

  • 授業おもろかったで。隣の部屋から関西弁聞こえてきたで
  • 塾生同士は仲良さそう、キレッキレの子もいた(マスターコース)
  • 分数計算や円周率の問題をものすごく速く解く子が沢山いる(最レ)
  • 厳しい先生もいるということがわかった、アットホームとは何かね(最レ)
  • バス停が目の前で迷わず安心

最終的には、体験授業を終えた虫とる子本人の第一声が「、、、ここにしようかな」と比較的、前向きな表情だったため、その第一印象を尊重し、駿台・浜学園に通塾することに決めました。きっと、どの塾にしようとも、良き先生や仲間との出会い、そして本人の挑戦次第であろう。

あくまで体験談と率直な感想ですが、参考になれば幸いです。ではでは。

 

■以下、虫とり親子のおススメ本

虫とる子の塾選び#2(エルカミノ入塾・体験授業)

 

前回の続編です。

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虫とる子(新小5・2025年)の日本での塾選びに際して、本人の個性や性格を踏まえつつ、以下の考え方で体験授業や入塾テストをうける塾をピックアップしました。

  • 1クラスが少人数で、先生が生徒一人ひとりの個対応に尽力
    (→大規模・一律的・一方向的な塾は選ばない)
  • 最難関・難関校などの合格実績”率”高め
    (→合格者の絶対数だけ見て塾を選ばない)
  • 効率的に・安全に通塾しやすい
    (→通塾に時間がかかる、アクセスに不安な塾は選ばない)

そんなこんなで、エクタスに続いて、入塾のための体験授業を申し込んだのは、中学受験4科を論理思考で制するエルカミノでした。 https://www.elcamino.jp/

youtubeで見つけたエルカミノ代表の方のインタビューもとても共感できる内容でした。

 

エルカミノ入塾基準について、事前に確認したところ「まずは4教科の体験授業を受講いただき、その後、入塾意向があるようでしたら、入塾テストを受けて頂きます」とのこと。

 

虫とる子「体験授業続きで疲れてきたね。ミニ四駆かラジコン買って。タミヤか京商というメーカーがいいらしいナ」などと言いながら、エルカミノ体験授業を経験しました。

 

■虫とる親が感じた ”エルカミノ”の印象

  • 親からの問い合わせに対するレスポンスがダントツで早い
    (体験授業や入塾テストの事前メール問い合わせに対して、圧倒的な速さでレスをくれました。)
  • 算数に強いと評判で、飛び級制度がある
    (算数は一定の学力を有していれば、飛び級をして1学年上のクラスを受講することも可能ということ)
  • 駅直結で安全に通いやすい
  • 塾の先生たちがややバタバタしてる印象、親や子供に対して声掛けは少ない
  • 塾のフロアや教室がやや狭く感じる

 

■虫とる子のエルカミノ体験授業後のコメント

  • 授業内容は特に難しくもなく、簡単でもなく、教科書や問題プリントにそって進行
  • 国語はこれまで使っていた新演習ベースの確認テストだったから簡単だった
  • 教室が狭くて、隣の子との距離が近くて気になった

 

入塾については後日の入塾テストで決まるため、体験授業を担当した先生からのフィードバック等は特にありませんでした。入塾意向があればテストを受けてください、という感じかと思います。

エルカミノが強調する算数や理系的思考をベースとした他教科の指導方針についても魅力的でしたが、やや環境が気になったので、ネクストステップの入塾テストを受けることはやめました。

とにかく論理思考、算数重視、わちゃわちゃした寺子屋的な雰囲気の中で学びたいという子どもにはとても向いている塾かと思います。参考になれば幸いです。

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虫とる子の塾選び#1(エクタス入塾・体験授業)

 

虫とる子(新小5・2025年)の日本での塾選びに際して、本人の個性や性格を踏まえつつ、以下の考え方で体験授業や入塾テストをうける塾をピックアップしました。

  • 1クラスが少人数で、先生が生徒一人ひとりの個対応に尽力
    (→大規模・一律的・一方向的な塾は選ばない)
  • 最難関・難関校などの合格実績”率”高め
    (→合格者の絶対数だけ見て塾を選ばない)
  • 効率的に・安全に通塾しやすい
    (→通塾に時間がかかる、アクセスに不安な塾は選ばない)

そんなこんなで、まず入塾のための体験授業を申し込んだのは、栄光ゼミナールの少人数塾 Z会エクタスでした。 https://www.zkai.gr/echtas/

 

エクタスの入塾基準について、事前に確認したところ「入塾テストはありません。体験授業を受講いただき、その授業において、本人の授業への姿勢やエクタス授業内容についていける学力を有しているか、先生が判断します」とのことでした。短時間で子供の学習への姿勢や学力を判断することに自信があるからこそ為せる選定方法だなと思いました。

 

虫とる子「体験授業、知らない人ばかりだし緊張するね。授業終わるまで受付で待っていて。トイレの場所などわからないかもしれないから」などと言いながら、日程を分けつつエクタス4教科(算・国・社・理)の体験授業を経験しました。

 

■虫とる親が感じた ”エクタス”の魅力

  • 最難関校のみ(筑駒+御三家)を見据えたハイレベルな授業内容
    (新演習でいうとチャレンジ問題、トップクラス問題集4年でいうとハイクラスAやBの問題中心という印象)
  • 授業における個対応な進行
    (算数は類題や演習が早く終われば、個々でどんどん先に進む。足並みそろえて皆で答えあわせ、などあまりやらない。国語はひたすら記述と個別添削)
  • きれいなオフィス環境・丁寧な対応
    (お手洗いもキレイ、受付の方や先生は親や子供によく声かける)

体験授業の後も、合否に加えて、できていること・成長余地について、細かなフィードバックをいただきました。成長余地(より伸ばすべき点)について、はっきりと遠慮なく言ってくれた塾はエクタスだけで、その点とても好印象でした。

 

■虫とる子のエクタス体験授業後のコメント

  • 授業おもしろい。回答や意見をどんどん振られて、アッというまに時間がすぎる
  • 皆で答え合わせしたりしないから、授業内待ち時間が少なくていい
  • 国語の記述問題は、授業時間中で細かく添削までしてくれる

 

最終的には虫とる子本人の意見を尊重し、他塾(駿台・浜学園)に通塾することにしたものの、エクタスで行っている受験校別講座(5年・6年生向け)なども魅力的で、今後、特別講座を中心に参加させていただきたいなと感じました。

まるでエクタスPR記事になってしまいましたが、率直な感想です。参考になれば幸いです、日本の中学受験塾のレベルの高さに驚き。ではでは。

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虫とる子の学校選び

虫とりが好きな我が子に、どのように学校を選んでもらうのがいいか考えたパパがとった作戦は「生物部がある学校に入れば、毎日が虫捕りざんまいやで」といううたい文句で、塾に通いだした小3くらいから、次々に各学校の部活動ホームページを繰り出し続けました。

 

パパ「へー、ツクコマって学校は近くに田んぼあるって。水田学習あるって。虫いるだろうなー」https://www.komaba-s.tsukuba.ac.jp/about/general-learning/

虫とる子「そうなんだ。じゃぁツクコマにする」

パパ「へー、アザブって学校は、生物部で昆虫標本つくったり化石磨きやったりするって」https://www.azabu-jh.ed.jp/schoollife/club/culture/biology/

虫とる子「じゃあ、アザブにしようかな」

パパ「へー、カイセイやシブシブって学校も生物部あるみたい」

虫とる子「なら、カイセイやシブシブもいいね」

など、虫捕りからのダイレクト誘導を試みたものの、やはり実際にそれらの中学校に行ったことも見たこともない息子が、数年後の行先をイメージするのは難しかったようでした。


小4になった頃に、上海で通っていた近所の塾から帰ってきた息子が、

虫とる子「いきたい学校あった。塾の掲示板に学校紹介が貼ってあった。大自然の中で、昆虫採集したり野外活動が沢山あるんだって」

パパ「へー、それはいいね。虫とる子にピッタリやな。そこを目指そう。何ていう名前の中学校だったか覚えてる?」

虫とる子「えーっと、たしか、、、ハローなんとか」

パパ「へー、珍しい名前だね。サレジオ学院じゃない?、、神奈川だなー。ちょっと家からは遠いかも」

虫とる子「サレジオじゃないよ。ハローなんとか。これから新設予定だって」

パパ「へー、知らないなー。なんかポジティブな名前でいいね。」


後日、調べてみたところ、”ハロウインターナショナル安比ジャパン(学費年間900万円)”であることが判明。これふつうの中学受験塾が掲示板に貼る必要ないやつ、、、なんかポジティブな名前でいいね、ではすまされない学費のやつで「あそこは全寮制、家族は一緒に暮らすのが一番。」と今に至ります。

ということで、まだ虫とる子の学校選びは決まっていませんが、これから日本で文化祭や学校訪問などをしてイメージを膨らませていってくれることと思います。何回か早朝の満員電車に乗って辛くなったらしく、今のところ、

虫とる子「電車に乗らずに行ける中学校にする」などと言っています。ではでは。

 

■以下、虫とり親子のおススメ本です!

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虫とる子の中学受験

 

虫とりが大好きな息子は、昆虫にとどまらず、化石発掘や釣りなど自然科学への興味を膨らませていきました。将来の夢は「昆虫研究者になって環境問題解決したり薬をつくったり世界にインパクト与える」と意気込む。

 

そんな息子が、中学受験への歩みを始めたのが新小3の2月。それから2年間、大好きな虫とりをしながら、新演習をバイブルに、アタックテストや上海ロックダウンの荒波を乗り越え、2023年より日本へ帰国。ついに中学受験への挑戦が本格的に始まります。

 

エクタス(栄光ゼミナール)、エルカミノなどの少人数塾を中心に体験授業を繰り返し、息子本人が最終的に選んだのは”駿台・浜学園(すんはま)”。
https://sundai-hama.com/

 

2月から、いきなり週4!(通常授業 週3+最レ 週1)で、公開学力テストなるものも月1、、、

 

虫とる子「まずね、バスや電車に一人で乗ったこととかないから、塾まで通えるかどうかが不安ね。最近、日本はぶっそう。毎回、ママかおばあちゃんに迎えにきてもらうかな」などと言っている。

 

虫とり大好きな子どもが、中学受験を通じてどのように成長を遂げていくか、について、上海に一人残ったパパがひっそりと記録していきます。

 

■以下、虫とり親子のおススメ本です!

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上海の昆虫採集 夏休み昆虫研究大賞2021

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100日間(2021年3月から10月)にわたる上海での昆虫採集を通じて、今年も様々な昆虫が採れた。オオクワガタ、カブトムシ、ギンヤンマ、ナガサキアゲハ、コムラサキ、ミズカマキリ、コオイムシ、テナガオサゾウムシ、ツノトンボ、シタベニハゴロモ、シンジュサン、カメノコハムシなど100匹以上100種類超、都市化がますます進む上海のど真ん中にも、数多くの多様な昆虫が暮らしていることを再確認した。

今回は、2回目の応募となった日本昆虫協会主催の「夏休み昆虫研究大賞2021」について書き記したい。

2021年も、小学3年生(9歳)になった息子は、上海市内にある近所の公園で昆虫採集に明け暮れた。週末や夏休みには、朝・昼・晩と1日に3回も虫取りにいくため、1日あたり10km、20000歩をゆうに超え、日焼けで全身まっくろになった。息子は「どこにいけば、何の木や土があって、どんな虫がいるか、だいたいわかるで」などと言っている。

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定番のヒラタクワガタ

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テナガオサゾウムシ

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ミズカマキリやマツモムシ

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20分追い続けたギンヤンマ

それでも、昆虫採集に飽きることなく、上海でもなかなか出会えないような大きなクワガタやギンヤンマ、日本ではあまり見かけないゾウムシやミズカマキリなどを見つけると、いつもワクワクがとまらない様子で捕獲し続けた。高学年に近づくにつれて、少しずつ趣味や嗜好が変わっていくのかと思っていたが、息子のライフスタイルの中心には昆虫があり続けた。

お小遣いでは「アフリカのカミキリムシを買う」といい、お年玉では「メキシコのフンコロガシを買う」といい、サンタには「ヘラクレスオオカブトの幼虫」を願った。

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机の上は標本だらけ

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書初めも虫

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図工(版画)も虫(メキシコエボシツノゼミ)

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愛読書も虫(ブルータス)

2021年も、息子は3月~9月にかけて昆虫日記を記し続け、「夏休み昆虫研究大賞2021」に応募した。前回応募時の審査員の皆さんのフィードバックコメントがとても嬉しかったようで、今回も毎日毎日1ページあたり2~3時間くらいかけて、採集した昆虫の特徴、捕まえた場所や時間、所感などをまとめ続けた。

結果として、全国金賞と2つの審査員特別賞をいただくことができた。今年もコロナ感染予防の観点から、残念ながら表彰式は行われなかったものの、日本を代表するような昆虫王、漫画家、作家、大学教授、国立研究所の研究員さんから、とても丁寧な沢山のフィードバックコメントをいただいた。

中でも、ある審査員の方から「とても広いはんいの昆虫を楽しみにしながら、追いかけている姿が素晴らしいです。(中略)いつか研究室に遊びにおいで。未来の昆虫博士に、今の昆虫博士より。」と手書きでコメントをいただき、息子は喜びいっぱいに、何度も何度もそのメッセージを読み返していた。

事務局から息子が通う小学校にも受賞連絡をしていただき、学校便りに受賞が掲載されたり、クラスで研究内容を発表したり、大好きな昆虫を通じて、楽しい学校生活も送っている。

昆虫好きのお子さんがいらっしゃる親御さんにはぜひとも、2022年の「夏休み昆虫研究大賞」への応募をおすすめしたい。 http://nikkonkyo.org/index.html

今回、息子が昆虫研究大賞に応募した内容の「はじめに」部分を一部抜粋して紹介する。

 

はじめに

「僕は、中国の上海に住んでいる。家の近くには、「上海浦東世紀公園」というとても広い公園があって、そこには沢山の昆虫がいる。僕は、なかなか昆虫に会えない冬を乗り越えて、待ち遠しかった春から、虫とりパラダイスの夏が終わるまで、毎日その公園に行った。平日は学校に行く前の朝、休みの日なら1日中、雨の日以外は毎日通ってたくさんの昆虫に出会った。(中略)僕が虫とりをしていると、いつも中国の人たちに話しかけられる。「何をとってるの?」「なんで日本人は虫をとるの?」「その虫はなんて名前?」と、たぶんこんなことを僕に聞いているのだと思う。(中略)僕は、何で中国の人はこんなに僕に話しかけてくるのかふしぎに思った。僕の中国語の先生によると、中国には虫とりの文化がないし、学校でも理科を勉強しないから、生き物にもくわしくないそうだ。その先生も「コウモリは昆虫ですか?」と僕に聞いてきたりする。それくらい、生き物のことは知らないみたいだ。だから、中国では、僕みたいな虫取りをする子はめずらしいのだろう。

話しかけられるだけじゃなくて、僕から中国の人に話しかけることもあった。どうしても見つけたいナナフシがこの公園のどこにいるのかを聞きたかったからだ。僕は中国語を勉強して、勇気を出して、公園の警備員のお兄さんやおそうじをしているおじさんたちにきんちょうしながら話しかけてみた。おじさんたちはみんな笑顔で、一生けん命、僕が分かるように話してくれたけど、やっぱりナナフシの居場所はわからなかった。おじさんたちは、ナナフシがどこにいるのか、答えてあげられないということをすごく悔しがっているみたいだった。それでも、何かを一生けん命に話してくれた。僕は中国の人たちが、僕の話を聞いてくれて、答えてくれてうれしかった。(中略)昆虫は、僕を友だちとも、大人の人とも、外国の人とも仲良くさせてくれる。そして、昆虫は、僕に世界の知しきも、感動も勇気もくれる。僕にとって、昆虫採集は他の何よりも楽しくて、ワクワクしておもしろい。だから、僕は絶対、昆虫博士になりたい。」

 

その夢に向かって、この真冬の時期でも週末には土や枯れ木の下に潜む幼虫を掘り出しに行ったり、国立科学博物館の一流の昆虫博士によるリモート授業「かはくの昆虫博士教室」 https://helloaini.com/entry/featuring/kahaku/plan1/ を受講したり(これも昆虫好きのお子さんには、おすすめ!)、アニマルプラネットや昆虫図鑑を見ながら「今年の夏休み研究大賞は何を出そうかなぁ~」などと、昆虫が出てくる春を待ちわびている。

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かはくの昆虫博士教室リモート授業
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日本の昆虫採集・夏休み昆虫研究大賞2020

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 125日間(2020年4月から8月)にわたる東京での昆虫採集を通じて、100匹以上の昆虫が採れた。カブトムシやノコギリクワガタ、タマムシ、ナナフシ、アオスジアゲハ、クロスジギンヤンマ、オオヒラタシデムシ、アオオサムシ、など100匹以上100種類超、東京にもまだ沢山の種類の昆虫が暮らす豊かな自然が残っていることを再確認した。

普段は上海で暮らす小学2年生の息子は、コロナウイルスの影響で一時帰国し、小学校の長期間の休校によりできた時間を使って、近所での昆虫採集とその記録に毎日毎日明け暮れた。今回はその125日間の記録である昆虫日記と、日本昆虫協会が毎年企画している「夏休み昆虫研究大賞」の受賞について書き残したい。

2020年2月から、息子と奥さんは上海を離れ、日本に一時帰国することになった。小学2年生の息子は、3月から実家近くの小学校に一時的に転入した。そのころは東京でもコロナウイルスへの感染が拡大している最中であり、中国からの転入に様々な不安があったものの、その小学校の副校長や担任の先生は本当にとても丁寧に受け入れをして下さった。

そして、休校が解除され、学校が始まってからは、息子を生き物係に任命してくれたり、その一環で息子自作の昆虫ポスターを教室に張り出してくれたり、息子が友達の中にとけこむ環境を自然につくりだしてくれた。心から感謝している。

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生き物係の昆虫ポスター

長い長い休校期間中、学校の他にも、昆虫トピックスを通じて沢山の人たちに息子は支えられた。僕が送った「昆虫好きの息子に昆虫研究の第一人者の皆さんと少しでもコミュニケーションさせてもらえないか」というブシツケなお願いメールに対して、大学、大学院研究所、科学博物館の研究員や教授の皆さんは、息子宛てに快くメッセージをくれたり、研究室に招いて下さったりした。

まさに頭が下がる思いだった。息子も、自分の好きなことの延長線上には、昆虫の研究や紹介を通じて、こんなにも素晴らしいことを考えて実践している大人が世の中にたくさんいるということを実感したようだった。

 

休校中の息子の生活サイクルはというと、学校の宿題をこなしたあと、毎日のように近くの公園や小川のそばの側道に、奥さんや祖父祖母と、ときには小学校で出来た新しい友達と連れ立って虫とりに行った。虫とりから帰ると、気づいたことやそのときの気持ちを絵日記にまとめ続けた。夏休みが終わるころには、合計125日間分で273ページにもなっていた。だいたい1日あたり300〜500文字程度だが、小学校2年生の息子にとっては、毎回1時間以上かかるし、とても根気が必要で、大好きな昆虫と出会えた驚きや気づきで溢れた毎日だったからこそ続けられたことだと思う。毎日毎日その日記をサポートした奥さんに大拍手。

ちなみにこの日記に1回だけ登場する僕(パパ)は、上海にいる虫を息子に見せようと、スマホで上海と日本をつなぐ「リモート虫取り」を敢行し、悪戦苦闘していた。日記には、息子に「早く採って!逃げちゃう!何やってるのパパ!」と怒られる様子が、父親の存在感の薄さとともに如実に描かれていた。息子よ、この上海で炎天下の中、一人のマスク姿の日本人おじさんがスマホで柳の木のウロの奥にいるクワガタを撮影する姿を想像してくれ、そんなに堂々とはやれないのだ。

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昆虫日記のもくじ

せっかくの日記なので、どこかで発表できる機会がないか探していると、日本昆虫協会の「夏休み昆虫研究大賞」の募集を見つけ、それに応募することにした。結果として銀賞と審査員特別賞をいただいた。毎年であれば授賞式が行われるようだが2020年は残念ながら授賞式は中止となり、素敵な賞状とともに審査員の皆さんからの丁寧なフィードバックが書面で届いた。小学生の300ページ近い日記を、どこまで本気で読んで審査しているか少し疑っていた自分を恥じるほど事細かなフィードバックであった。特に息子が喜んでいたのは、審査員のやくみつるさんのコメントだった。すべてのページをしっかり読み込まないと言えないことや、良かったと思う点、次につながるアドバイス、そして日記を読んで感じたこと、、、など、息子曰く「こんなにもしっかり読んでくれて本当に感動した」と何度も何度も読み返していた。

とても嬉しかったようで「つぎはどんなことを研究しようかなぁ、うーん。パパ、小型のGPS買って。虫に付けて住処を特定する研究するから。」などと言っている。うん、息子よ、上海でそれやるといろいろ危なそうだからやめよう。せっかくなので、以下に息子が書いた日記の「はじめに」を以下に記載する。昆虫好きのお子さんがいらっしゃる方には、昆虫日記や昆虫研究大賞への応募をおすすめしたい。

日本昆虫協会HP   http://nikkonkyo.org/index.html

「はじめに 僕は、中国の上海に住んでいます。でも、コロナウイルスの影響で、学校は休校になりました。そして日本に帰って、日本の学校に転校したけれど、そこも休校になりました。友だちと一緒に勉強したり、お昼ご飯を食べたりできなくなりました。長い長いお休みの間、僕は、毎日、家の近くで虫とりをしたり、標本をつくったり、昆虫の図鑑や本を読んだりしました。そして、それを毎日日記に書きました。そうして、僕の家の近くにも、クロスジギンヤンマ、ノコギリクワガタなど、色んな種類の昆虫がいることや、タマムシ、ルリタテハなど、人間には作れないような色の昆虫が沢山いることを知りました(中略)本で調べて、アシナガコガネは、飛ぶのが下手だったり、カゲロウの成虫はすぐに死んでしまったり、生き方がみんな違うのがおもしろいと思いました。昆虫は人の役に立っているということもわかりました。だから僕は、昆虫をもっと好きになって、昆虫のことをもっと知りたくなりました。僕は日記を書いて、出来るようになったことが沢山あります。はじめは、平仮名ばかりだったけれど、だんだん書ける漢字が増えていきました。文章を書くのも上手くなりました。そして、昆虫の絵も、本物みたいに上手に描けるようになりました。この日記は、毎日続けて頑張ったので、僕の宝物になりました。僕にとっては、昆虫は、友達です。そして、虫とりは他の何よりも楽しいことです。だから、将来僕は、昆虫博士になりたいです」

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コロナウイルス発生に関しての息子の主張は、「コロナは昆虫の減少によって引き起こされたのでは。どうしてかというと、自然が破壊され都市がどんどんできて、昆虫の住処が奪われることで、昆虫が減少するだけでなく、昆虫が媒介してきた受粉が行われなくなり、植物も他の動物も減っていく。結果、どんどんコロナみたいな未知のウイルスを持った動物が食べ物や住処を探して都市に出てきて人間との距離が縮まるからぁ。元はといえば人間に原因がある、やっぱり昆虫や自然は守らなきゃなぁ。」などと言っている。ちょっと難題すぎて僕は答えを持っていないが、あれだけの都市化が進んでもなお、たくさんの種類の昆虫が見つけられる日本や東京の都市の街づくりの在り方は、よいヒントになるのかもしれない。

このナショナルジオグラフィック的な問いを証明することはけっこう大変だろうけれど、世界中の学者がこぞって検証していくテーマの一つだろうから、その流れに乗って学び続けてくれることを祈るばかり。東京や上海の都市における毎日の昆虫採集がその一助になることを願って。

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海外(マレーシア)の昆虫採集

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海外(マレーシア コタキナバル)での昆虫採集では、モーレンカンプオオカブトやガゼラツヤクワガタ、サイカブト、ヒメカブト、ヘビトンボ、アリジゴク、名前がわからない大カミキリ、黄金色に輝くコガネムシなどを捕まえることができた。

 

今回は、上海を離れて、マレーシアのコタキナバルでの親子での昆虫採集について記したい。

マレーシアのコタキナバルでの昆虫採集は、現地日本語ガイドでのツアーが充実しており、小学生の息子と私の2人で、2日間連続で申し込んだ。妻も誘ったが「なぜわざわざ海外まで行って虫を捕るのか?」と微塵の迷いなく参加を見合わせた。

現地時間の午後2時30分に、昆虫採集ツアーの現地ガイドさん(日本語ペラペラ)が宿泊先のホテルまで迎えに来てくれた。今回は他のご家族3組が乗り合いしていた。

ちなみに、現地ガイドさんの話では「昆虫採集ツアーに申し込むのは99%日本人。日本人は変わってるよね。」ということで、やはり5月のゴールデンウィークや8月の夏休みがピークらしく、1日のツアーに10組以上が参加するらしい。

山道を40分くらい車に揺られ到着。日が落ちるまでの時間、標本づくりや蝶園、夜のライトトラップの場所を案内される。

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まずは標本づくり。2日間連続で申し込んだ息子は、初日はモーレンカンプオオカブト、翌日はパリーフタマタクワガタの標本づくりをセレクトしていた。

上海でよく捕れるヒラタクワガタやカブトムシよりも大きく、なんかかっこいい。

www.insect-hunting.com

 

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その後、近くの蝶園やジャングルの中を、現地ガイドさんが日本語で説明しながら歩く。
ボルネオ島にいる昆虫の種類や特性などを丁寧に説明してくれて、その知識豊富なガイドさんに魅せられた息子は「将来は昆虫ガイドになることにする」などと言っている。

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ジャングルの散策

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雨の日に出てきやすいというサソリ(死がい)

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アリジゴクの穴

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食虫植物のウツボカズラ

蝶園やジャングルを歩き回ったあと夕食をとり、日が落ちるまで待つ。図鑑でしか見たことがない世界の昆虫との出会いを待ちきれない息子は「新種を見つけちゃったらどうすればいいの?」などと、打ち解けた現地ガイドさんに話しかけ続けている。
いよいよ日が落ちてきた。

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ライトトラップへ向かう道

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昆虫が集まるライトトラップ

昆虫ツアーのメインイベントであるライトトラップである。ライトトラップとは、昆虫が光に集まる習性を利用した昆虫採集や観察の一種。

現地ガイドさんの話だと、雨の日や満月の日はライトトラップに集まる昆虫は少ないらしい。

子供たちがライトトラップまで走っていき「いたー!!!!!やばいー!!!でかいー!!!」と早速歓声が上がる。

昆虫のことを愛してやまない息子も興奮が最高潮となり、集まってきた昆虫を捕まえまくっている。

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サイカブト

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葉っぱみたいなバッタ

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黄金色に輝くコガネムシ

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ヘビトンボ

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でかいカミキリ

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サルみたいな顔に見えるガ

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ガゼラツヤクワガタ

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モーレンカンプオオカブト

汗だくになってライトトラップに集まる昆虫観察を堪能し、昆虫ツアー終了。宿泊先のホテルに戻ったのは午後8時30分くらい。興奮冷めやらぬ息子も「図鑑で調べなきゃいけないことが沢山ある」などと言っている。

現地ガイドさんによると、ボルネオ島にはもう1箇所、別の場所にライトトラップを体験できるところがあるらしく、そこでは山の標高やジャングルの木の種類が異なるらしく、それにより更に多様な昆虫が集まるらしい。

また次にボルネオ島を訪れる機会があれば、そちらに伺ってみようと思う。
皆さんの海外での昆虫採集の参考になれば幸いです。

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息子が作った標本
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上海の水中生物採集

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上海でも気温がグッと冷え込みはじめ、11月に虫とり網を公園で振り回しているのは、もはや僕の息子くらいであり、昆虫を見かけることも少なくなってきた。

 

「日本人親子よ、この季節に何を採るのか、、、」という地元の方々からの暖かい視線をいつも感じている。

柳の木を見ても、クワガタはウロの奥で冬眠準備をしているのか、全く気配がない。

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カマキリの卵や、イモムシたちは見かけるものの、あまりに静的で息子の気持ちを大きく動かすには至らない様子。

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何らかのイモムシ

虫とりの最中に「あれ採りたい!」と急にテンションが上がったかと思うと、とても網が届かない天空にある大きなスズメバチの巣であったりする。
「どうしても部屋に飾りたい」というが、近隣に甚大な被害を与えてしまうリスクを踏まえ即座に却下。

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木の上にあるスズメバチの巣

こうなってくると、息子の採集したいという強いモチベーションが水面下に向かい、「昆虫が何も採れないなら、水中生物を採らないと時間がもったいない。」という生産性向上に対する強いコミットの姿勢をみせる。 

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上海浦東の公園の中の小川

今回は、上海で、どんな水中生物をどこで採ることができるのか、これまで息子の気持ちが動いた順に、ランキング形式でお伝えする。

 第5位 メダカ

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上海浦東の公園で採れたメダカ

上海浦東の公園の池や小川に必ずと言っていいほど生息しているメダカである。息子だけでなく、上海の地元の子供たちも網を持ってきて、よくメダカを捕まえている。


特に公園内の池はいつも掃除されているので、水の透明度も高く、メダカを採りやすい。

 

第4位 小エビ・テナガエビ

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上海浦東で採れたテナガエビ


こちらも、メダカ同様、上海浦東の公園の池や小川に沢山生息している小エビちゃんたちである。テナガエビのように見えるが定かではない。

ずーっと採っていると、地元の方々が沢山集まって「すごいねー、沢山採れたねー」と声をかけてくれる。

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すごいねーと声をかけてくれる地元の方々

 

第3位 フナ

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上海浦東の川で採れたフナ

こちらは、上海浦東に流れる川辺で、川岸のトンボを狙っていた息子が、「大きな魚がいる!」と言ってガサッとすくい上げたフナである。

上海を流れる川辺では、川釣りをしている人もとても多く、フナだけでなく、コイやウナギ、ハヤのような魚が釣れている様子。もはや、それは漁なのではないか、というくらい巨大な網やワナを仕掛けている姿も良く見かける。

第2位 大きなカエル

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上海浦東の公園の池で捕まえたカエル

こちらは、上海浦東の公園の池で、水中でものすごくゆっくり動いているところを捕まえた。息子曰く「これは新種のウシガエルの可能性があるから、家に持って帰って調べたい」と言う。

「家で図鑑やネットで詳しく調べたい」と言えば、親がけっこう許してくれることを覚えた息子は、虫や魚などを自宅に持ち帰りたいときは、この作戦を多用してくる。

 

昆虫が苦手な妻も、ウシガエルであれば許容できるかもしれないという微かな期待とともに、メール(WeChat)してみる。

僕「けっこう大きめな獲物が採れて、息子が持ち帰って調べたいらしいのだけどいい?」

 

妻「へー。何が採れたの?写真送って」

 

僕「(写真送付)これ。」

 

それ以降、返信が途絶えてしまったため、この黙殺の姿勢を尊重し、ウシガエル持ち帰りはあきらめることにした。

  

第1位 スッポンの赤ちゃん

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上海浦東の公園の池の浅瀬にいたスッポン

上海でこれまで採った水中生物の中で、息子の気持ちを最も動かしたのはスッポンの赤ちゃんである。上海浦東の公園の中の池の浅瀬で、水生昆虫を探しているときに、捕まえた。 

とても可愛く見え、名前をポン吉と名づけた。
昆虫とウシガエルはNGな妻でも、愛らしいカメであれば許容できるかもしれないと考え、メール(WeChat)してみる。

 

僕「かなり可愛らしい生物が採れて、息子が持ち帰って調べたいらしいけどいい?」
妻「だめ。」

 

やはり、前回のウシガエルのケースが記憶に残っているからか、ポン吉の写真を送るまでもなく、食い気味で却下であった。
 

上海での水中生物の採集の参考になれば幸いです。

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上海のおススメ昆虫関連スポット

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上海のおススメ昆虫関連スポットについて紹介したい。

上海には、上海自然博物館(浦西)と上海大自然昆虫館(浦東)の2つの有名な昆虫関連スポットがあり、今回は上海自然博物館について、昆虫フォーカスの観点で書き残したい。

 

小学生の息子が「寒くなってきたから虫がいない。けど、虫を探したい。どこかにいないのか」ということで、上海自然博物館に。

 

上海の浦西にある静安区という中心部に位置している。ちょっと歩くと、有名なSTARBUCKS RESERVE ROASTERY という巨大スタバがある。 

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STARBUCKS RESERVE ROASTERY

 

店内はかなりオシャレで(以下、以前にここに行った際の写真)、観光客も含めてけっこう人が多い。

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ここが昆虫関連スポットであるわけはなく、もちろん、息子はスタバには一切興味をしめさないので、今日は素通りする。ここから歩いて10分程度のところに、上海自然博物館がある。

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上海自然博物館

上海自然博物館に入ると、生命の起源やらとても大きな恐竜の展示がお出迎えしてくれる。ブラキオザウルスやティラノザウルスなど、とてもダイナミックな展示やデカイ化石が多い。 

息子は、そんな恐竜の展示の中でも、すみっこの白亜紀のトンボの模型などを見つけて喜んでいるが、恐竜好きの子供にもたまらないスポットである。 

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上海自然博物館の昆虫ゾーン

いよいよ昆虫ゾーンである息子のテンションもMAXとなり、混雑する通路でも喜び勇んで最前線(展示ケースの目の前)に飛び込んでいく。

そうだ、その積極性がこの国では特に大切だ。中国では昆虫採集や飼育の慣習がないからか、とても人気のエリアで沢山の家族連れが集まっている。 

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ハチが蜂蜜を作っている様子の展示

ハチが蜂蜜を作っている様子を見ることが出来たり。 

 

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チョウと触れ合える展示部屋

チョウと触れ合える展示部屋があり、見た感じ珍しそうなチョウが飛んでいる。時間ごとに定員制にしているらしい。息子はチョウも好きでいつもターゲットだ。 

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展示部屋の入り口に、何時から入れるか、案内が書いてあるが、中国語なのでよくわからず、チョウ展示の担当者っぽい人が看板の前で立っているので話しかける。

 

僕「何時から入れるのですか?」※ジェスチャー+指差し+中国語単語でトライ

 

担当者「(中国語)xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx?」

 

僕「???」

 

担当者「(中国語)xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx」

 

ということで、息子に結果を伝える。

 

僕「、、、、どうも、今日はやってないみたいだな。やっていても、けっこう並ぶみたいだから、うん。今日はやめとこ」

 

息子「えー。なんでー。ぜったいやってるよー。」

 

こうやって、パパに対する息子の信頼貯金が少しずつ減っていくことを感じる今日この頃。  

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上海自然博物館の昆虫標本

この博物館の一番の(昆虫少年の息子にとって)おススメが、昆虫標本展示である。
ものすごく沢山の国内外の昆虫標本がキレイに展示されている。 

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上海自然博物館の昆虫標本展示

その標本展示ごとに、息子は昆虫の名前を1匹ずつ唱え続けないと気がすまないものだから、中々前に進めない。


「あれはモーレンカンプでしょう、xxxxゾウムシ。xxxxモルフォ。・・・・」と、ありあまる昆虫知識を周囲の子供たちにひけらかし続ける。

中国の子供たちも息子の隣で負けじと何かを言っている。昆虫を見る子供の眼は、万国共通で輝いている。

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上海自然博物館の昆虫標本

 

いよいよクライマックスには、「上海にいる昆虫たち」という展示。上海の昆虫少年にとっては、まさに聖地ともいえるスポット。その中でもやはりクワガタの代表格として、夏にたくさん採れたヒラタクワガタが展示されていた。 

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上海にいる昆虫の展示

息子は「これは採ったことがある。これは採ったことがない、、、あ、これはどうだったかな・・・」などと言いながら、丹念にチェックしていた。その熱心さ、勉学でも活かしてくれると心の底から祈っている。 

博物館の中には、お土産を買える売店も充実していて、息子はぶれることなくクワガタのキーホルダーをゲット。ランドセルか昆虫採集の際のライトにつけるとのこと。 

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上海自然博物館で購入したお土産

 

息子「この自然博物館はすごく楽しかった。また来たい。」と満足げであるが、

妻「いつも公園で虫とりで、、、今日は博物館で虫の標本観察で、、、もっとオシャレなところに行きたい」とかなり不満げである。スタバを素通りした自分の判断の甘さを後悔。

 

今度は、上海で、虫も採れるし、オシャレもできるスポットをなんとかして紹介できればと思う。

 

上海にお越しの際には、上海自然博物館に是非とも立ち寄ってみてほしい。

 

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上海でのその他の昆虫採集(初夏~秋)

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 2019年の100日間にわたる上海での昆虫採集を通じて、カブトムシやクワガタのようなメジャーで子供に人気がある虫だけでなく、様々な昆虫や生き物をつかまえた。今回はその一部を紹介する。

 

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上海で採れたクマゼミ

上海では、クマゼミ、ミンミンゼミ、ヒグラシ、ニイニイゼミなど、7月下旬から9月中旬にかけていたるところで採ることができた。日本でよく見かけるアブラゼミは一度も見かけなかった。

セミの大合唱はオスによるもので、メスを呼ぶために鳴いていると小学生の息子から教わった。

 

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上海では、オンブバッタ、クツワムシ、クビキリギス、コオロギ、マツムシなど夏から秋にかけて採ることができた。 

ちなみに、上海では、虫とりや昆虫飼育をする慣習はないが、例外として、夏になると、街角でキリギリスを売っている姿をよく見かける。自宅でキリギリスが鳴く声を楽しむらしい。
 

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上海浦東の近隣の公園で、今年は一つだけみつけたオトシブミという甲虫が葉っぱで作ったゆりかご。息子曰く「人間にはできない高度な技術で、オトシブミは葉を巻いている。中にタマゴが入っている」などと言っている。

ちょうど、オトシブミのゆりかごを拾っていたときに、地元のおばあちゃんから話しかけられた。ちなみに、中国では、子供連れだと満面の笑みで話しかけられることが本当に多い。「元気だねー、かわいいねー、日本から来たの?」など。虫とりなんてしていたら、なおさらである。

今回も、(僕は中国語がわからないので、ほぼ推察だが)、
上海おばあちゃん「これはオトシブミが作ったゆりかごだね。私が小さい頃は、そこらじゅうに落ちていたよ。今では珍しいね。日本から来たのかい?」

僕は、「そうです。昆虫のゆりかごです。オトシブミという虫が葉を巻いて作ったそうです。息子は昆虫採集が好きです。日本から来てます。今は上海に住んでいます。」などと、つたない中国語単語とジェスチャーで伝えた。

その夜、小学校で少しだけ中国語をかじっている息子から「たぶんね、あのおばあちゃん、駅に近い公園の出口はどこ?って聞いてたよ。パパはひたすらオトシブミの説明してたけど。」などと言っていた。息子よ、その場でSpeak upが大切だ。

駅への道を聞いたら、ひたすら昆虫の説明をしてきた日本人親子に対しても、おばあちゃんは笑顔でうんうんと話を聞いてくれていた。  

その他

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もはや昆虫でも何でもないが、上海浦東の近隣の公園や近くの川では、テナガエビ、ドンコなども採れた。けっこう濁っているのだが、かなり沢山の生物がいる。
 

夏が終わると、クワガタやカブトムシのような虫も少なくなり、昆虫少年の息子にとって、やや寂しい時期に突入する。 

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最近息子は、アサギマダラという海を越えて長距離を移動するチョウが、日本から上海に飛んで来ないか、ずっと空を見上げて待っているとのこと。上海にそのチョウが飛んで来るかどうかは定かではないが、秋冬にかけて、また一つ楽しみが増えたようだ。

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親子で昆虫採集100日間 in 上海 へようこそ

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中国・上海では、昆虫のことを(虫子:チョンズ)と言うらしい。

小学1年生の息子と、家の近くや公園で虫とりをしていると、
いつも上海の地元の方々から話しかけられる。
(上海では、虫とりをして遊ぶ子供はほとんどいない。魚とりは結構見かける)

 

息子は昆虫が大好きだ。彼に言わせると、「虫は最高にかっこいい」「生まれた瞬間から自分で生き抜く」「体や動きから学べることが沢山」「セカイだって救う可能性がある」などと、言っている。

 

虫がセカイを救うかどうかは、僕にはわからないけれど、
カブトムシやクワガタを見つけたときの興奮を抑えられない息子を見ていると、
彼の気持ちを何よりも動かし、好奇心をくすぐり続けていることは間違いない。

 

昆虫のことを「知りたい、理解したい、伝えたい」、

それは彼にとって、日々を幸せに生きるための原動力になっている。

 

このブログは、そんな息子との、上海での昆虫採集100日間の記録。

平日は僕の仕事と息子の小学校が始まる前の早朝に、土日は朝・昼・晩と、

雨が降る日を除いて、ほとんど毎日、親子での虫とり生活。

 

クワガタやカブトムシを、上海のどこで、いつ、どのように採ることができるのか?

お子さんを虫とりに連れて行きたいパパママの参考にもなれば幸いです。

 

上海は、昆虫パラダイス!

 

目次 

 

 

 

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上海のヒラタクワガタ採集

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2019年の100日間にわたる上海での昆虫採集を通じて、もっとも多く採れたクワガタは、ヒラタクワガタ。オスとメス通算45匹ほど(2019年10月23日時点)採れた。

 日本でよく採れるノコギリクワガタやコクワガタは上海では1匹も採れなかった。採集した昆虫は、“キャッチ&採集した木にリリース”を基本ルールとしているが、ヒラタクワガタは今でも5匹ほど息子が飼育している。

 

ちなみに我が家では、室内に置いた飼育ケースから脱走を試みたヒラタクワガタ2匹が、妻のいたリビングのドアを、飛翔しながらノックし続けるというチャレンジをやってのけ、その悲劇以来、ベランダでの飼育を余儀なくされている(妻は、虫が大の苦手)。

 

今回は、上海でヒラタクワガタが、

どこで、採れるのか?

いつ、採れるのか?

どうやって、つかまえるか?

について書き残す。

 

上海での100日間の昆虫採集経験に基づくものの、僕や息子の主観的な洞察や想像も含んだ内容であること、ご承知おきいただきたい。

 

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上海浦東の川辺にて

 

どこで、ヒラタクワガタは採れるのか?

 

小学生の息子に、上海でのヒラタクワガタ採集のコツを問うと、「川や池のそばで、
樹液が出ている柳の木の、樹皮やウロの中。雨が降った後の晴天で樹液がテカテカと出てくるタイミングがベスト」
などと得意顔で言っている。
小学校での国語や算数の授業でも、同様に明快な解答を導いていることを祈るばかり。

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上海は、本当に柳の木が多く、川や池があればその両岸には大抵植えてある。上海浦東に位置する近隣の公園も柳の木がとても多い。これらの柳の木を、1本ずつ丹念に探索していく。

雨の日以外は毎日かならず虫とりに行くものだから、最近では特技を聞かれたら
「今、樹液が出ている柳の木、どこにあるか大体わかります」と答えるようにしている。

 

ちなみに同じ場所でも樹液が出ている木と、出ていない木があり、時期によっても
ヒラタクワガタが集まる木が不思議と変わっていく。

こちらも息子に問うと「ボクトウガやカミキリの幼虫が木に穴を開けて樹液を出させているかどうかがキーポイント。太陽のあたり方や風むき、湿気も関係あり。ゴキブリやナメクジにウロを占領され、追い出されたりもしてた。いろいろ、つながっているわけ。」などと、言っているが、真相解明は来年に持ち越しとなりそう。

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柳の木でよく見かけたヒラタクワガタ



いつ、ヒラタクワガタは採れるのか?

 

上海での記念すべき1匹目は、気温が約25℃くらいまで上がった525日に。もっとも遅い時期には肌寒い1019日まで採ることができた。

 

傾向としては、日の出・日の入りの前後1時間くらいに、ヒラタクワガタをより多く見かけた。

5月末‐9月初旬(早朝530分から7時、夕方630分~夜8時くらい)

9月中旬 -10月中旬(夕方6時から夜8時くらい)

 

真夏の昼間も何度もトライしたが、ヒラタクワガタとはあまり多く出会えなかった。

カブトムシやシロスジカミキリは昼間でも沢山いたが(以下参考)、

www.insect-hunting.com

 

 

何より、30℃を超える気温の高さにパパママ、子供の体力と気力が持たず、樹液のかぐわしい臭いもあいまって気持ち悪くなるからおススメしない。

 

また、雨のときはもちろん、雨が上がった後の3時間程度は、時間問わずヒラタクワガタに会える確率はとても低かった。 

「なんかクワガタは音は聞こえないみたいだけど、空気の揺れ感知センサーを持っていて周囲の変化にかなり敏感らしいから」などと息子は言っていた。

 

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柳の木のウロにいたヒラタクワガタ

 

どうやって、ヒラタクワガタをつかまえるか?

 

ヒラタクワガタ採集の持ち物は、以下の通り。

軽くて2メートルくらい伸縮する虫網(木の高い位置にいることも多い)

ウロからクワガタを追い出すピンセット(樹皮やウロを傷つけないように)

ウロの奥まで照らせるように焦点を絞れるライト(上海の夜道は暗く、マスト)

虫かご(友達に虫を見せたがるので、中が見えるケースがよい) 

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息子と“どちらが早くクワガタを見つけるか”手加減なしで競っているが、息子がいつも先に見つける。

彼に言わせると「柳の木でウロの中や樹皮の間で何かが動く音、柳の削りカスがひらひら落ちてくるとき、なんか木に違和感があるとき」などと言っている。どうやら子供にも違和感を感じたり細部の違いを見つける感知センサーが備わっている模様。

 

息子が、翌日の昆虫採集の作戦を楽しみに語る様子や、虫を見つけた瞬間の興奮、捕まえた瞬間の満面の笑顔、取り逃がした瞬間の泣きべそ、そのすべてで、彼の気持ちがものすごく動いていることを強く感じた。

 

上海でのヒラタクワガタ採集の一助になれば幸いです。上海にいらっしゃる機会があれば是非!

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上海浦東の公園にて

 

 

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上海のオオクワガタ採集

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2019年の100日間にわたる上海での昆虫採集を通じて、オオクワガタは
オス2匹とメス1匹の通算3匹(2019年10月23日時点)採れた。

この他にも10月中旬にオオクワガタのオス1匹を見つけ、7日間にわたりしつこく毎晩
その柳の木を訪れたが、ウロの奥から彼が出てくることはなかった。上海でも、ヒラタクワガタに比べるとオオクワガタはかなり数は少ないようだ。
 

今回は、上海でオオクワガタが

  • どこで、採れるのか?
  • いつ、採れるのか?
  • どうすれば、採れるのか?

について書き残す。上海での100日間の昆虫採集経験に基づくものの、僕や息子の主観的な洞察や想像も含んだ内容であること、ご承知おきいただきたい。

 

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上海で捕まえたオオクワガタ

 

どこで、オオクワガタは採れるのか?

基本的には、ヒラタクワガタと同様の場所の柳の木を探索(以下参考)

www.insect-hunting.com

 

小学生の息子に、ヒラタクワガタとは異なるオオクワガタ採集のコツを問うと、
オオクワガタとヒラタクワガタは同じ柳の木にはいない。オオクワガタはものすごく神経質で、慎重。ちょっとでも足音や人間の気配がすると、すぐにウロの中に戻る
などと言っている。

 

そのため、オオクワガタを見かけた柳の木では、息子はいつも以上に慎重な足取りで距離を詰めていた。僕が不用意に話しかけたり足音を立てたりするものなら、激オコの表情とともに「パパのせいで、しくじった」などとずっと罵詈雑言を言い続けている。

 

いつ、オオクワガタは採れるのか?

 

上海でのオオクワガタ1匹目は、6月1日に採れた。昼間12時くらいに家族でランチに行く最中に、柳の木を見ていると、ウロに自ら挟まってバタバタしているところを偶然発見した。

初めて見たときに「大きなヒラタクワガタだね、やったね!」と僕が息子に話しかけると、「は!?これヒラタじゃないよオオクワだよ。アゴのギザギザの形が全然違うじゃん(常識でしょ、パパ大丈夫?)」などと息子が興奮気味に言っていた。

これまでの僕の30数年の人生で、あのクワガタのギザギザがツノではなくアゴであることは初めて知ったが、それは息子にはふせておいた。

また、僕にはメスのオオクワガタとヒラタクワガタは見分けがつかないが、息子曰く「線が縦にきれいに入っているかどうか。入っていればオオクワガタのメス」と見分けるらしい。

この他の2匹は9月中旬に採集できた。あまりに採集母数が少ないため、オオクワガタを採集しやすい時間帯まではわからないが、来年も引き続き検証したい。

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上海浦東の公園で取れたオオクワガタメス

 

どうやって、オオクワガタは採れるのか?

 

オオクワガタ採集の持ち物は、以下の通り。基本的にはヒラタクワガタと同装備。

  • 軽くて2メートルくらい伸縮する虫網(木の高い位置に虫がいることも多い)
  • ウロからクワガタを追い出すピンセット(樹皮やウロを傷つけないように)
  • ウロの奥まで照らせるように焦点を絞れるライト(夜道は暗いから万全を)
  • 虫かご(友達に虫を見せたがるので、中が見えているケースがよい)

www.insect-hunting.com

 


息子にとって「オオクワガタは日本では絶滅危惧種に指定されている希少な昆虫である」という認識があるらしく、上海で採れたときはとても喜んでいる様子だった。

現在でも採集したオオクワガタ3匹を息子が飼育している。産卵木や菌糸ビンなるものをタオバオで購入して産卵にチャレンジしているが、こちらはまた別の機会に。
上海でのオオクワガタ採集の一助になれば幸いです。 上海にいらっしゃる機会があれば是非!

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上海浦東で採れたオオクワ(クワガタ同士の戦いの傷あり)

 

 

 

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